川の流れの方向に対して(下流側を向いて)、右側の岸を右岸、左側の岸を左岸といいます。
河川工作物(堤防・水門・ポンプ・堰・ダム等)のうち、河川管理者(国県、市町村のうち河川法で定める者)が管理する施設のことです。
河川の環境に関する基礎情報を系統的に整備するため、生物の生息状況等を調べる「河川水辺の国勢調査」を実施しています。また、河川の水質の検査、分析や水生生物調査で水質汚濁のチェックを行います。
川の断面積を広くしてより多くの水を流せるように川の底を掘り下げることです。
自分を取り囲む環境に対して、人として踏み行うべき道。これまでの人間中心主義から、自然(生物や景観等)についても人間同様、生存権があるとする自然主義へ考え方が拡大してきています。
河川工作物(堤防・水門・ポンプ・堰・ダム等)のうち、河川管理者(国県、市町村のうち河川法で定める者)が管理する施設のことです。
自然界の全てのものは、なんらかのつながりを持っています。河川行政で言う共生とは、この自然界の全てのものが、直接・間接にお互いの利益を得つつ、あるいは認めあいつつ、この地球上で生存していくことを意味しています。
床止めや堰などにつくられる魚の通り道。行き来する魚の生態や水の流れなどにも、細かい配慮が必要です。
川の流れによる侵食から、堤防や河岸を保護するために、堤防の表面や河岸に施す工作物。柵工、柳枝工、竹林、石積み、最近ではもっぱらコンクリートで作られてきました。しかし、生物や景観に配慮して、再び、古来の護岸工法も取り入れられてきています。
美しい川の流れと豊かな自然を体感できるサイクリングロードが、白治体によって整備され、住民の健康増進にも役立っています。ロード沿いの整備された河川敷には、自治体がテニスコートや公園などを設置。地域の人々のレクリエーション場として利用されています。
川の流れの方向に対して(下流側を向いて)、左側の岸を左岸、右側の岸を右岸といいます。
堤防裏側に土を盛り、堤防を頑丈にするとともに、自治体において桜の植樹を行います。
生活排水などで汚れた川の水を引き入れて、河川水内の有機質分を無機質にして川に戻す施設です。人の体でいうと腎臓と同じ役割です。
河川が分かれる地点などに設け、水の流れをコントロールします。また、川の水位をせき上げて、取水を容易にする堰もあります。
海岸堤防のかさ上げや補強、防潮水門の建設などにより、押し寄せる高潮や荒波を阻止します。
河川は本来、自然の造形物です。さらに、魚や鳥、昆虫等の動物たちや植物が生きづく空間です。これらを大切にしつつ、洪水防御、水利用やレクリエーション等の人のために必要な対策を施す川づくりを多自然型川づくりと呼んでいます。
ダムは、大雨の時、川に流れ込んだ水の一部を貯めて、水害が起きないよう安全な量だけ下流に流します。また、渇水の時には、貯めた水によって維持流量などの補給を行います。
堤防を新たに築いたり、現在の堤防をより高く、より強くすることで、洪水から人家や田畑を守ります。
堤防に挟まれて水が流れている側を堤外地といいます
人々が住んでいる側で、堤防によって河川の洪水から守られている土地を堤内地といいます。
泥流や土砂流の流れる方向を制御し、安全に流下させて土砂氾濫の拡大を防ぐ堤防です。デ・レーケ導流堤では、川の流れが左右に蛇行しないように、川の流れの方向に設けた河川内の小堤の意味で用いられています。
河床が掘れ過ぎないように、流れの横断方向に設けた帯状の構造物です。
本川の水位が上昇すると、本川へ流れ込んでいる小さな川や水路等は、水門で閉められます。このため、水の行き場がなくなり、辺りが浸水します。この現象を内水(ないすい)と呼び、これによる被害を内水被害と呼んでいます。
本川の水位が上がり、支川などの水が自然には流れずに溜まってしまうような時に、その水を排水して家屋や農地などの浸水被害を軽減します。
現在の堤防の外側に新しく堤防を築き、その後、従前の堤防を取り除くことによって川幅を広げることをいいます。
1本の川ではあふれてしまう水も、緊急用にもう1本あれば大丈夫!川幅を広げることが困難な場合の対策で、河川のバイパスともいえます。
河川の本流を本川、それに流れ込む枝川を支川、そのまた枝川を支支川といいます。また、流れ出る枝川を派川といいます。
河川の水のもとになる雨が、降下した全区域のことをいいます。
河川が水を流すことができる最大の能力のことを流下能力といい、毎秒何立方メートルの水を流すことができるかで表わします。