■日向神ダム | ||||||||||||||||||||||||
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昭和28年6月の大洪水では、そのピーク流量は、船小屋において 3,500 m3/sec と推定され、計画高水流量
3,000 m3/sec を500 m3/sec 上回っていた。 たまたま、昭和28年4月から矢部川総合開発事業の一貫として、福岡県八女郡黒木町大字大淵に日向神ダムの建設が計画されていた。このため、このダムにより洪水調節を行ない、下流の計画高水流量を 、昭和25年に着手した第三次改修工事の計画高水流量3,000 m3/secにするよう検討された。その結果、ダム地点の基本高水流量 940 m3/sec のうち 590 m3/sec を調節することにより、基準地点船小屋における基本高水流量 3,500 m3/sec を 3,000 m3/secに軽減することができた。 |